たぬきあらわる②

英語科の牧原です。
たぬきあらわる①の続きです。


2012年10月。ここは、つくばセンターにある、某若者向け衣料品店
私は若者ではないが、コートの代わりになるパーカーを買いに
やってきた。


私「お、これ安っ!これに決めた。色、どれが似合いそう?」
友人「ネイビーかな…」
わたしは、Lサイズのパーカーをとって、試着室へと向かった。
どうぞ、試着してみてください、という店員の言葉に、気分もよく
試着室へと向かう私。


悲劇はそこで起こった。パーカーを試着し、自慢げに友人と店員に
見せる私。
友人「げっ、タヌキ。」
店員B「(げっ、タヌキ。)じゃ、じゃ、じゃ、ジャストフィットで
ございまーす。もう一つ上のサイズ、ございますが。」


おい、ジャストフィットなのに、もう一つ上のサイズ勧めるとは、
どういうことだ!と思いつつも、寛容な私は何も言わなかったが、
員が試着室から出てきた私を見たとたん、国語の辞書の定義通りの
意味で、「目が点になった」のを見逃しはしなかった。


私「いや、これで…」
友人「あ、XLお願いします」
その友人の一言で、わたしは、店内でトップスプリンターなみに
ダッシュする店員の姿を生まれて初めてみることとなった。
私「Lでよかったのに」
友人「ちょっとは店員の気持ち推し量れよ。」


すばらしいダッシュ・アンド・ターンで戻ってきた店員。
その手には、ネイビーのXLサイズのパーカーが。
再度試着して試着室から出た私。
私「あの〜、ちょっと大きいんじゃないですかねー、これ〜。」
友人+店員B「わあ、ぴったり!!!お買い上げ、ありがとう
ございます」


それにしても、この店の店員AとB、なんで同じリアクションするんだ。と思いつつも、Lサイズの方のパーカーは、思いっきり引き延ばして
から、日光へ着ていきました。